一人暮らしにソファは必要か|6畳1Kで置ける条件と、置かない選択

一人暮らしの部屋にソファがあると、それだけで「ちゃんと暮らしている」感じがしますよね。でも6畳の1Kだと、置いたら他のものが入らなくなりそうで迷います。

先に結論をお伝えします。6畳にソファは置けます。ただし「ラグ+ローテーブルでくつろぐ部屋」か「ソファでくつろぐ部屋」か、どちらかを選ぶことになります。 両方をきれいに入れようとすると、通路が消えます。

この記事では、6畳の実寸にソファを置いたときに床がどれだけ残るかを計算して、置く場合と置かない場合を並べます。部屋全体の考え方は一人暮らしの北欧インテリア完全ガイドに、配置そのものは6畳のレイアウト実例にまとめています。

【実測】6畳にソファを置くと、床はどれだけ残るか

賃貸の1Kで多い江戸間の6畳は、約352 × 263cm、面積にして約9.27㎡です。畳の規格による違いはこちらにまとめています。

ここに家具を置いていきます。使う寸法はこちらです。

家具 想定サイズ 占める面積
ベッド(フレーム外寸) 100 × 200cm 2.00㎡
2人掛けソファ 160 × 80cm 1.28㎡
ローテーブル 80 × 50cm 0.40㎡
カラーボックス3段 41.9 × 29.8cm 0.12㎡

※ベッドは幅97cmと表記されることが多いですが、それはマットレスの寸法です。実際に置くフレームは100〜107cmあります。詳しくはベッドのサイズの記事に書きました。

ベッドとソファを置いた時点で、床の35%が埋まる

ベッド     2.00㎡
ソファ   + 1.28㎡
─────────────────
合計       3.28㎡  ← 部屋の約35%

残りは約5.99㎡です。数字だけ見ると、まだ半分以上あります。ただし残った床は「使える形」で残っているとは限りません。

向かい合わせに置くと、13cm足りない

短辺263cmの向きで考えます。ベッドを壁に沿って縦に置くと、長さ200cmを使います。その正面にソファを置くとどうなるか。

部屋の短辺        263cm
ベッドの長さ    − 200cm
ソファの奥行き  −  80cm
─────────────────────
残り              −17cm

17cm足りません。 ベッドの正面にソファを置く配置は、6畳では成立しません。通路が狭いのではなく、そもそも入らないということです。

ソファを置くなら、ベッドと直角の壁に沿わせます。長辺352cmからベッドの幅100cmを引いた252cmが使えるので、幅160cmのソファなら92cm余ります。この置き方なら、通路も記事②で書いた60cmを確保できます。

ソファ1台の床は、他の家具でいうとどれくらいか

1.28㎡と言われても、広さの実感は湧きにくいと思います。同じ面積を他の家具で言い換えてみます。

ソファ1台(1.28㎡)と同じ床を使うもの
カラーボックス3段 約10台分
ローテーブル(80×50cm) 3台分
ラグ(130×185cm)の 約半分

カラーボックス10台と言われると、急に大きく感じませんか。6畳でソファを検討するというのは、この面積を何に使うかを決めることだと思います。

ソファを置くと、他の家具も連鎖して変わります

見落としやすいのがここです。ソファは単体で完結しません。

ローテーブルの高さが変わります。 ローテーブルの記事で調べたとおり、折りたたみタイプの高さは32〜35cmに集まっています。これは床に座って使う高さです。ソファに座ると目線が上がるので、この高さだと低すぎて前かがみになります。ソファを置くなら45cm前後が合います。

つまりソファを買うと、テーブルも買い替えになることが多いということです。予算を考えるときは、ソファ単体の値段だけで見ないほうが安全です。

ラグのサイズも変わります。 ソファの前に敷くなら、ラグの記事で目安にした130×185cmより小さいサイズのほうが収まります。

置かない選択も、ちゃんと選択です

ソファを置かない場合、くつろぐ場所は床になります。組み合わせは3つあります。

1. ラグ+床クッション

いちばん床が広く残ります。ラグ2.41㎡は面積としては大きいのですが、上を歩けるので通路を潰しません。ここがソファとの決定的な違いです。占有面積が同じでも、通れるかどうかで部屋の使い勝手は変わります。

2. 座椅子

背もたれがあるので、床に直接座るよりは楽です。使わないときに畳めるタイプなら、床を空けられます。

3. ローソファ

高さが低いぶん、圧迫感が出にくい選択です。狭い部屋を広く見せる記事で書いたとおり、家具の高さを揃えると視界が抜けます。ベッドと高さが近いローソファなら、その効果を壊しません。ただし床の占有面積は普通のソファと変わらないので、通路の計算は同じようにしてください。

買う前に、搬入経路を測ってください

ソファで多い失敗が、部屋には入るのにそこまで運べないというものです。置ける寸法を計算したら、次はこれを確認します。

  • 玄関のドアの幅(開いた状態の有効幅で測ります)
  • 玄関から部屋までの廊下の幅と、曲がり角の有無
  • 部屋のドアの幅
  • エレベーターの間口と奥行き(ない場合は階段の幅と踊り場)

いちばん引っかかるのは曲がり角です。まっすぐなら通る幅でも、90度曲がるとソファの長さが効いてきます。通販で買う場合は、商品ページの「梱包サイズ」を見てください。 本体サイズより一回り大きい数字が書いてあります。

置く・置かないの判断

こんな部屋・暮らし方 おすすめ
6畳で、ベッドもテーブルも収納も置きたい 置かない。ラグ+床クッション
6畳で、テレビを見る時間が長い 置く(幅120cm以下の1〜2人掛け)
8畳以上、または1LDK 置く。選択肢が広がります
来客が多い 置く。座る場所があると迎えやすいです
床でくつろぐのが好き 置かない。無理に置くと使わない家具になります

よくある質問

Q. 6畳にベッドとソファは両方置けますか

置けます。ただしベッドと直角の壁に沿わせる配置に限られます。向かい合わせは、計算すると17cm足りないので成立しません。

Q. 1人掛けなら大丈夫ですか

幅が半分以下になるので、置きやすくなります。ただし奥行きは2人掛けとあまり変わらない製品が多いので、通路の計算は同じようにしてください。効くのは幅より奥行きです。

Q. ソファベッドはどうですか

ベッドを兼ねられるなら床は空きます。ただし毎日たたむ手間があるので、続けられるかどうかで決めてください。使わなくなった場合、普通のソファより奥行きが大きいぶん、部屋を圧迫します。

Q. 買ってみて合わなかったらどうしますか

大きい家具ほど処分にお金と手間がかかります。迷っているなら、先に床クッションで数か月過ごしてみるのもひとつです。それで「やっぱり背もたれが欲しい」と思ったら、そのときに買っても遅くありません。

まとめ

  • 6畳にソファは置ける。 ただしベッドと直角の壁に沿わせる配置に限られる
  • 向かい合わせは17cm足りず、成立しない
  • ソファ1台の床はカラーボックス約10台分。この面積を何に使うかの選択になる
  • ソファを置くと、ローテーブルの高さも45cm前後に変わる。予算は単体で見ない
  • 置かないなら、ラグ+床クッションがいちばん床を広く使えます。ラグは上を歩けるぶん、同じ面積でも通路を潰しません

置くか置かないかに正解はないと思っています。ただ、数字を出してから決めると、あとで後悔しにくいというのは確かです。

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