一人暮らしのこたつのサイズ|6畳は布団の大きさで決める


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寒くなってくると、こたつが気になりますよね。でも6畳の1Kに置いたら、部屋がこたつだけになりそうで迷います。

先に結論をお伝えします。こたつのサイズは、天板ではなく「布団の大きさ」で決めてください。 75×75cmの天板は0.56㎡ですが、布団を掛けると床を約3.06㎡使います。天板の約5.4倍、6畳の約33%です。

こたつは布団の大きさで床を使う。天板75×75cmは0.56㎡、布団175×175cmは3.06㎡

この記事では、6畳の実寸にこたつ布団を置いたときに床がどれだけ残るかを計算し、手順に沿ってサイズを決めていきます。部屋全体の考え方は一人暮らしの北欧インテリア完全ガイドに、家具の配置は6畳のレイアウト実例にまとめています。

手順1|ベッドの向きを先に決める

こたつより先に決めるのは、ベッドの向きです。ここで残る床の形が変わり、置けるこたつの大きさが決まります。

賃貸の1Kで多い江戸間の6畳は、長方形にならすと約352 × 263cm、面積は約9.27㎡です。ここにシングルベッド(フレーム外寸100 × 200cm)を置く場合、向きは2通りあります。

ベッドの向き 残る床の形 175cm角の布団
短辺(263cm)の壁に沿わせる 252 × 263cm 入る(余り77cm・88cm)
長辺(352cm)の壁に沿わせる 352 × 163cm 入らない(12cm足りない)

ベッドを長辺に沿わせると、残る床の幅は163cmです。75×75cmのこたつに合わせる175cm角の布団は、12cm足りずに入りません。 160cm角の布団でも余りは3cmで、布団の横を通れなくなります。

こたつを置くなら、ベッドは短辺の壁に沿わせます。 ソファの記事で計算したときと同じ向きです。ベッドの寸法の考え方はベッドのサイズの記事に書きました。

手順2|布団の外寸から、天板のサイズを逆算する

こたつ布団の大きさは、天板のサイズでおおよそ決まっています。家具通販のディノスが公開している目安をまとめました。

天板のサイズ 布団の目安 省スペースの目安
正方形 60×60cm 約170×170cm 約160×160cm
正方形 75×75cm 約185×185cm 約175×175cm
正方形 80×80cm 約190×190cm 約180×180cm
長方形 80×60cm・90×60cm 約170×190cm〜200×170cm 約160×190cm

出典:ディノス「こたつ布団のサイズの選び方」(2026-09-15確認)

60cmから75cmへ天板が15cm大きくなると、布団も170cmから185cmへ15cm大きくなります。差は同じでも、布団は天板のまわり四方に垂れるので、面積で見ると天板よりずっと大きく増えます。6畳で使うなら、右の「省スペース」の列で考えるのが安全です。

手順3|床に占める面積を計算する

手順2の布団で、6畳(9.27㎡)に対する割合を出しました。

こたつ 天板の面積 布団の面積 部屋に対する割合
60×60cm(布団160cm角) 0.36㎡ 2.56㎡ 約28%
80×60cm(布団160×190cm) 0.48㎡ 3.04㎡ 約33%
75×75cm(布団175cm角) 0.56㎡ 3.06㎡ 約33%
75×75cm(布団185cm角) 0.56㎡ 3.42㎡ 約37%

ここにベッドの2.00㎡を足すと、こうなります。

ベッド             2.00㎡
こたつ布団175cm  + 3.06㎡
──────────────────────
合計               5.06㎡  ← 部屋の約55%

ベッドとこたつだけで、床の半分以上が埋まります。 収納やテレビ台を置く場所は、残りの半分で考えることになります。

60×60cmと75×75cmの差は、布団にすると0.5㎡です。面積だけ見ると小さく感じますが、ベッドを長辺に沿わせた部屋では、この差で入るか入らないかが分かれます(手順1)。

手順4|電気代は「W数」ではなく「目安」の欄で比べる

こたつの商品ページには、消費電力が「300W」と書いてあります。これをそのまま電気代の目安単価(31円/kWh)で計算すると、1時間9.3円です。

ところが、同じ商品ページの電気代の目安は違う数字です。

製品 消費電力 電気代の目安(1時間)
山善 60×60cm(X1S80) 300W 強 約5円/弱 約2.5円
山善 75×75cm(SEU-752) 300W 強 約5円/弱 約2.5円
山善 80×60cm(13200) 300W 強 約3.5円/弱 約1.5円

こたつは設定した温度になるとヒーターが切れて、下がるとまた入ります。300Wで動き続けるわけではありません。 山善の60×60cmの商品ページには、1時間の消費電力量が「強 約160Wh」と書かれています。31円をかけると約5円で、目安の欄と合います。

同じ300Wでも、強の目安は5円と3.5円に分かれました。この2つはヒーターの型番も違います(MS-303HとNCH-302)。W数が同じなら電気代も同じ、とは限りません。 比べるときは「電気代目安」の欄を見てください。

1日4時間を30日使う場合は、こう計算できます。

設定 1時間 1か月(4時間×30日)
強(5円) 5円 600円
弱(2.5円) 2.5円 300円
強(3.5円のモデル) 3.5円 420円

※目安単価31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会)で計算しています。実際の単価は契約している電力会社やプランによって変わります。

手順5|コードの長さとコンセントの位置を確認する

見落としやすいのがここです。仕様を確認できた山善の2製品(SEU-752・13200)は、電源コードが3mでした。

こたつは部屋の真ん中に置くことが多いので、壁のコンセントから遠くなります。手順1の置き方だと、こたつの中心は壁から1m以上離れます。コンセントがベッドの陰にある場合は、コードがベッドの下を通ることになります。

置く場所を決めたら、コンセントからこたつの中心までを、メジャーで一度測ってください。 3mに収まらない場合は、延長コードに書かれた定格のW数が、つなぐ家電の合計を上回っているかを確認してください。

12製品の天板サイズと価格

2026年9月15日時点で、メーカー・販売店の公式ページに載っている一人暮らし向けのこたつを並べました。

製品 天板(cm) 高さ 消費電力 価格(税込)
ニトリ 正方形リバーシブルこたつ(LC23) 60ほか — — 7,990〜15,990円
山善 カジュアルこたつ(SEU-752) 75×75 39cm 300W 9,999円
山善 こたつ(13200) 80×60 38cm 300W 9,999円
山善 こたつ(X1S80) 60×60 38.5cm 300W 10,999円
ニトリ こたつ(LS01 8060) 80×60 — — 11,990円
山善 5時間タイマー付き(S2Y52) 75×75 38.5cm 300W 11,999円
ニトリ 正方形リビングこたつ(LN01 7575) 75×75 — — 14,990円
ニトリ 正方形リビングこたつ(GC22 8080) 80×80 — — 14,990円
ニトリ 正方形リビングこたつ(GC04 7575) 75×75 — — 17,990〜25,980円
山善 高さ調節こたつ布団セット(T0I76) 75×45 39〜44cm 300W 17,999円(布団付き)
コイズミ 家具調こたつ 人感センサー付(KTR-31250S) 75×75 36cm 500W 36,800円
ニトリ フラットヒーターこたつ(80) 80×80 — — 39,990円

※「—」は一覧ページで確認できなかった項目です。価格に幅があるものは、サイズや色による違いです。

価格は7,990〜39,990円で約5倍の開きがあり、真ん中は1万3千円台でした。 高いものは天然木の天板、人感センサー、薄いフラットヒーターなど、機能や素材の違いです。

高さを確認できたのは6製品で、高さ調節式の1台を除く5製品が36〜39cmに集まっていました。ローテーブルの記事で調べた折りたたみテーブル(32〜35cm)より、少しだけ高いです。床に座って使う高さとしては近いので、冬以外は布団を外してローテーブルとして使えます。

6畳の1Kで選ぶなら

手順1〜5を踏まえて、サイズ別に1つずつ選びました。価格は山善公式通販の9月15日時点のもので、リンク先の楽天市場では変わっていることがあります。

床を残したいなら:60×60cm

布団160cm角で、部屋の約28%。3つの中でいちばん床が残ります。一人で使うなら天板も足ります。
山善 こたつ 60×60cm 布団セット(楽天市場)

作業もしたいなら:80×60cm

ノートパソコンと飲み物を並べられる奥行きです。調べた300Wのモデルの中で、強の電気代の目安が3.5円といちばん低いものでした。
山善 こたつ 80×60cm 布団セット(楽天市場)

来客もあるなら:75×75cm

2人で向かい合って座れるサイズです。こたつで寝てしまいそうなら、5時間で切れるタイマー付きを選ぶと安心です。
山善 こたつ 75×75cm 5時間タイマー付き(楽天市場)

よくある質問

Q. いま使っているラグの上に置けますか

置けます。ただ、75〜90cm用のこたつ敷き布団には190×190cm(3.61㎡)の製品があり(家具の里)、ラグの記事で目安にした130×185cm(2.41㎡)より大きくなります。冬のあいだはラグを片づけて、敷き布団と入れ替えると床がすっきりします。

Q. ソファとこたつは両方置けますか

6畳では難しいです。ソファ(1.28㎡)とこたつ布団(3.06㎡)にベッドを足すと、6.34㎡で部屋の約68%になります。どちらか一方を選ぶことになります。

Q. 足元だけ温めたいのですが

一人用の小さなこたつもあります。山善のパーソナルこたつ(YH-M105Q)は27×27cmで100W、電気代の目安は強で1時間約1.4円です。足元に置いて毛布を掛けて使う形で、毛布は付属しません。

Q. 春になったら布団はどこにしまいますか

175cm角の布団は、たたんでも嵩があります。押入れやクローゼットの空きを先に確認しておくと、春に困りません。収納の寸法は押入れ収納の記事にまとめています。

まとめ

  • こたつは布団の大きさで床を使う。75×75cmの天板0.56㎡が、布団を掛けると3.06㎡(部屋の約33%)
  • ベッドを長辺に沿わせると、残りの幅163cmに175cm角の布団は入らない。ベッドは短辺の壁へ
  • 電気代はW数ではなく「電気代目安」の欄で比べる。同じ300Wでも強の目安は5円と3.5円に分かれた
  • 高さは36〜39cmで、冬以外はローテーブルとして使える

こたつは冬の部屋の主役になるぶん、置いてから「狭い」と気づくと動かしにくい家具だと思います。布団の外寸をメジャーで床に当ててみるだけでも、失敗はかなり減らせます。

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